FPDシンポジウム誌上報告－第6世代を睨むTFT－LCD用部品·材料に求め与れるもの

摘要

03年9月30日，東京·品川のコクヨホールにてプレスジャーナル主催のFPDシンポジウム「第6世代を睨むTFT－LCD用部品·材料技術の展望」が開催された。 第6世代以降の大型液晶パネルを生産するために不可欠なTFT－LCDの部品·材料について，技術課題や将来の展望について幅広く講演が行われた。 冒頭の総論では，「第6世代を睨むTFT－LCD用部品·材料に求められるもの」と題して，シャープの水嶋繁光氏が講演を行った。 大型TFT－LCDの市場について，同氏は「PC用のモニタはPC業界の影響を受けやすく安定した産業ではない。 今後はテレビの市場が大きく伸びていくだろう」という。次世代の液晶テレビに求められる性能革新については，ブロードバンド時代の映像文化を実現するファインチューニング技術が重要となってくる。 新しい表示モードを開発するためには，高精度で高性能な光/電気機能性部材が必要になってくる。