読者交歓室

摘要

本誌4月号の連載記事「国産護衛艦建 造の歩み第16回」に，「砕氷艦"ふじ"の……S-61輸送ヘリは21航空群に所属のまま南極行動時に派遣する方式で海幕内は一致した力長官決裁を得るための内局説明で，海原治官房長から[発言中略]強い反対があり……乗組方式に変更された」と記述されていますが,この問題の防衛庁内局当事者は私一人だったので，真相を知って欲しいと思います。 当時，「海上自衛隊業務計画」は，予算要求説明資料の形式で，前年6月から防衛局へ説明が始まり，9月に大蔵省へ要求資料を提出，翌年3月末の国家予算成立後に，「業務計画」が防衛庁長官決裁となります。