新造船紹介

摘要

商船三井•中部電力•三菱商事共有のLNG船「越州丸」Esshu Mam三菱重工長崎造船所で12月26日に竣工した。船主は商船三井•中部電力•三菱商事共同出資のトランス・パシフィック•シッビング2,船名は中部電力LNG基地のある新潟県上越巿に由来している。商船三井の運航で，オーストラリアなどから中部電力向けLNGを輸送する。138,000総トン，75,300重量トン，全長288.0メートル，幅48.94メートル，深さ26.0メートル，満載吃水11.55メートル，航海速力19.5ノット，船籍バハマ。三菱重工開発の「さやえんどう型」LNG船で，モス独立球形タンク4基(積載量153,000立方メートル)を船体と一体構造のカバーで覆い，強度保持や軽量化，メンテナンス性，風圧抵抗低減などにメリットを有する。商船三井の同タイプでは2番船に当たる。主機は高効率の三菱UST(Ultra Steam Turbine)プラントで，燃費が従来船比20パーセント以上低減した。