高温条件における木材のたわみ振動試験

摘要

加振用の耐熱性コイルと振動検出用の耐熱変位計を用いることで200℃までの高温条件における木材の両端自由たわみ振動試験を行うことが出来た。これにより長さ200mm程度までの試験体の振動特性の温度依存性や，乾燥過程における振動特性の経時変化を得ることが出来た。さらにこの試験系を改良して1気圧以上の条件でもある程度試験を行うことが出来た。1気圧以上の条件でさらに長時間連続的に試験を行えるように改良することおよび実大材で試験可能にすることが今後の課題である。