成熟化へ向け新下水道ビジョンの最終骨子がまとまる

摘要

下水道政策研究委員会(委員長：花木啓祐東京大学大学院教授）では，「新下水道ビジョン（仮称）」の検討を行なってきたが，5月23日に開かれた第8回会合において議論を集大成した「新下水道ビジョン（仮称)」の骨子を示した。そこでは，「循環のみち下水道」の持続と進化を実現するための自治体等の関係主体の役割が示された。具体的施策としては，①人•モノ•カネの一体管理（ァセットマネジメント）の確立，②大規模災害等の非常時のクライシスマネジメントの確立，③下水道産業の活性化•多様化，④健全な水環境の創造，⑤水•資源•エネルギーの集約•自立•供給拠点化，⑥雨水管理のスマート化，⑦国際競争力のある技術開発と普及展開などが挙げられている。