パリ市水道事業の再公営化の成功事例

摘要

パリ市は、25年間続いた公共水道事業の民間委託をやめ、単独の公共事業者(オー•ド•パリ(Eau de Paris))による管理を2010年1月1日から始めた。このことは、水道事業に関係する地方自治体などで多くの注目を集め、今なお議論されている。本稿では、パリ市における水道事業の再構築についての起源、過程、結果について、記録を行なうものである。