地盤改良などによる対策エで重要鉄塔直下を突破: 北陸新幹線　高丘トンネル南工区

摘要

北陸新幹線高丘トンネル商工区は，全体的に小土かぶりでかつ直上に存在する送電線鉄塔など多数の保安物件に対すrnる影響を低減するため，慎重な施工を必要とするNATMのトンネルである．本トンネル入口付近直上に位置する中部rn電力116号鉄塔は，長野県北信地域に電力を供給する4本の送電線を支持する最重要保安物件であり，さらに当該箇所rnのトンネル断面には，自立性が悪い流動性の砂層が大勢を占めているため，掘削に伴う鉄塔への影響を最小限に抑えるrn必要がある．本稿は，その対策工の検討，施工計画および施工結果について報告するものである．