プリンタ定着ローラ部における紙しわ発生に関する研究

摘要

近年，プリンタや複写機は，高画質化，高速化，高rn機能化，環境配慮など様々な面で急激に発展してきてrnいる．こうした機器の基盤技術のひとつに，ゴムローrnラによる紙搬送，ベルトによるトナー画像の搬送など，rnいわゆる柔軟媒体搬送技術がある．この技術に関連すrnる課題は，給紙機構における紙の重送や不送り，搬送rn中の紙のジャムやスキュー，定着部における紙しわやrnカール，転写ベルトのスキューやスリップなど広範囲rnにわたっている．これらの課題を産学が連携して研究rnすることを目的として，平成10年6月，「柔軟媒体搬rn送技術と学理に関する研究会」（精密工学会）が設置さrnれ，約4年間にわたって活発な活動を行った．