自主研究活動報告「公募型」

摘要

自転車は交通のグリーン化，健康，観光への寄与が期待されるが，我が国では安全性改善が重要課題となっており，利用促進に結び付く施策も十分と言えない。特に「双方向」通行の慣習化は，自転車の安全で快適な通行システムを構成する上で困難を生み出している。本研究では，双方向通行の課題，通行システム整序化の必要性に関する科学的ェビデンスを集約·整理して，多様な分析研究を集中実施することで，自転車の通行システムの整序化に対する社会的なコンセンサス形成への戦略を提案することを目的とした。