第二世代にかかる空港活性化--民営化時代の地方空港の模索

摘要

国が管理する地方空港では，仙台空港をはじめ とする複数の空港において公共施設等運営権制度 を活用した新たな空港運営の方策が模索されるよ うになった。今後は地方自治体が管理する空港に おいてもそうした検討が進み，利用者にとって利 便性の高い空港経営のあり方が具体化されるであ ろう。一方，地方空港においては利用者獲得の面 で大きな課題が残されており，いずれの空港も利 用促進に注力している。しかし，今後の人口減少 を引き合いに出すまでもなく，地方航空ネット ワークの維持はますます厳しさを増すものと予想 される。