品川駅•田町駅周辺まちづくり：日本の玄関ロとなる国際交流拠点•品川の実現にむけて

摘要

東京都では，2017年9月に策定した「都市づくりのグランドデザイン」において，都市づくりの目標を「活カとゆとりのある高度成熟都市」と掲げ，目指すべき東京の都市の姿や都市づくりの基本的な方針や具体的な取組を示している。持続的な成長を生み，活カにあふれる拠点を形成することを戦略の1つとしており，世界をリードする国際ビジネス交流都市の形成を目指している。その具体的な取組として以下の3点を挙げている。①複数の国際ビジネス拠点で持続的な経済成長を牽引②質の高いインフラで高密な都市活動を支える③起業家や外国人が魅カに感じるビジネスや滞在環境を創出これらの推進により，大手町•丸の内•有楽町(大丸有）や新宿，渋谷，六本木•虎ノ門，品川などのビジネス拠点の充実を図ることとしている（図1）。