在特会の論理（3）: 「鬱憤晴らしじやつづかない」C氏の場合

摘要

在日特権を許さない市民の会の目標は、「在日特権を日本から無くすこと」であるという1。なぜ「在日特権」にそれほど固執するのか、なぜ標的が「在日」になるのか、これが筆者の基本的な関心である。この問いの背景には、ゼノフォビアを国際比較の観点からみれば、在日コリアンはむしろ排斥の標的になりにくい集団であるという現実がある。