［コンバインドサイクル発電］（改訂版）第Ⅸ章　ガス化コンバインドサイクル発電

摘要

コンバインドサイクル発電には，ガスタービンを利用するため．直接燃焼ができるLNG，LPGなどのガス類や灯油・軽油などの軽質油が主に使用される。 一方，燃料調達の安定性に優れた石炭や副生ガス，超重質油などの低品位燃料を従来型火力に比べて効率の高いコンバインドサイクル発電に用いることは，限られた石油燃料を有効活用する観点，また，地球温暖化防止のため炭酸ガスの発生量を抑える観点などから必要である。