「道路トンネル維持管理便覧【付属施設編】」の概要

摘要

道路トンネルに関しては，「道路トンネル技術基準」が通達されており，技術の変遷とともに解説書等の内容が改訂され，最新の知見を反映しつつ，その内容に則って建設が行われている。我が国の道路トンネルは，道路整備の進展とトンネル技術の進歩とともに，1960年以降，急激な伸びで建設されており，2013年4月現在で箇所数は約10,200，総延長は約4,100kmに達している。また，1985年以前に建設され，供用後30年以上経過したトンネルが全体の約57％に及んでおり，既設トンネルの高齢化が進んでいる状況にある。