計装制御システムに携わるエンジニアとして

摘要

私は、日鉄住金テックスェンジに入社以来、鉄鋼プラントを主とした計装設備のエンジニアリング業務を行つている。子供の頃よりパソコンに興味があり、中学生の頃は漠然と「将来はパソコンを使った仕事に就きたい」と考えていた。その思いを実現するため、高等専門学校(高専)へと進学し、「電気•電子」、「情報」、「制御」の3分野について学んだ。その中で制御の分野に深く興味を持ち、「人間とコンピュータの協調制御のシミュレーション」をテーマとして、高齢者が乗つていることを想定した電動車いすを制御対象としたプログラムを作成した。高齢になると手が震え、電動車いすを思い通りに動かせないことが多い。しかし、多少手の震えがあつても、人間の意志をコンピュータが汲み取り、正しい方向に導いてあげることができれば自分が進みたい方向に進められるという考えに基づき、シミュレーションを行った。