ZdenekP．Bazant教授　ティモシエンコメダルの受賞講演「幸運に恵まれたある力学研究者の回想と反省」

摘要

講演内容の訳は忠実に行ったつもりであるが，日本文での意味が解るように全くの直訳にはなっていない。また，内容で理解が難しい所には，訳者注として本文とは別の注（参考文献）を付けた。興味のある方は，参考文献を参照していただきたい。　ZdenekP．Bazant（ズデニェク・P・バジャン）教授の青年時代の逆境や，学会でいかに活躍を始めたかは訳者も本文を読んで初めて知るところが多かった。また，ロシア革命の世界的な影響を身にしみて感じると同時に，それを克服して準脆性材料の破壊に関する学問世界にいかにして金字塔を建てたかを理解できて，久しぶりに興奮を味わった講演であった。受賞講演は，2（氾9年11月17日，米国フロリダ州オーランド市における米国機械学会（ASME）国際機械学会大会において行われた。なお，英文は，編集上の都合によりを参照して頂きたい。