地域協働教育「JSCOOP」を基軸としたSDGs時代を生き抜く人材育成

摘要

2016年から5カ年計画でスタートした第5期科学技術基本計画では，デジタル革新と人々の多様な価値観を融合することで新たな価値を創造する社会「Society5.0」が提唱された。Society 5.0では，AI, IoT, RT(ロボットテクノロジー）の利活用により人種，国籍，性別等といつた枠にとらわれず知識や情報が社会全体で共有されることによって，技術革新が図られる。このような動きはオープンイノべーションと呼ばれ，我が国に限ったことではない。2015年の国連サミツトでは持続可能な世界を実現するための国際社会共通の目標（SDGs)が定められ，国際社会全体で知恵を出し合い社会課題を解決する方向性が示された。