行政データが政府調査存続の危機の救世主となり得るか

摘要

日本統計協会は、英国王立統計学会(RSS)の許可を得て、その季刊誌Significanceから、本誌読者に興味のあると思われる記事を選定し、統計専門家による翻訳や解説を加えて掲載している。本稿は、Significanceの2019年10月号の"Will administrative data save government surveys?"執筆：Jonathan Auerbach<コロンビア大学統計学博士課程>、Quentin Brummet<シカゴ大学方法論学者>、John Czajka<マセマティカポリシーリサーチシニアフェロー>、George C.Hough Jr<ワシントン州財務管理局教育研究アナリスト>、Eddie Hunsinger<アラスカ州人口統計学者>、Joseph Salvo<ニューヨーク市都市計画局人口統計学者>の内容を抄訳し、解説を加えたものである。