日本企業による投資が過去最大の規模に達している。その投資とは、海外進出のための投資、すなわち直接投資である。直接投資とは、企業活動のグローバル化の1つであり、ある国の企業が海外で現地法人を設立•拡大したり、既存の外国企業の経営を目的としてその企業の株式の一定割合以上を取得したりすることを意味している。この直接投資は経営権の取得や経営への参加を伴うことから、資産運用を目的とした国際的な証券投資や銀行貸し付けのような、いわゆる間接投資とは性質が異なるものとして扱われている。また、企業の海外進出だけでなく、国境をまたぐ合併•買収(Mergers and Acquisitions :以下M&A)も直接投資に含まれる。
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