ジオテキスタイルを用いた盛土補強工法の災害時における安定性評価手法の提案と適用

摘要

現在，ジオテキスタイルを用いた盛土補強工法(以下，rn盛土補強土)は，国内で20年以上，数万件以上の実績rnがあるが，盛土補強土に対する災害を防止するための管rn理手法は必ずしも確立していない。これは，①盛土補強rn土は多種多様な条件で使用される，②ある程度の変形をrn許容できる構造上の特性をもつ，③壁面を植生することrnが多いため，変状の有無を確認しにくいことなどが，定rn量的な判断を難しくしていたためである。