2019年度(公社)日本水環境学会 論文奨励賞(廣瀬賞)受賞者

摘要

本論文では，製紙技術を適用し，PET樹脂を活用して，光触媒である二酸化チタンと吸着材であるゼォライトをシート状に成型した触媒素材を作成し，廃水中のPPCPsのような難分解性化学物質の処理など.水処理技術への応用可能性を評価している。二酸化チタンの光触媒性ゃゼォライトの吸着性を利用した水処理技術は実用化研究が行われており，ー部は実用化されるなどよく知られたものである。微粒子を懸濁させて利用するほか，ビーズやフィルムの表面にコーティングするなどの方法がー般的であり.微粒子が最も反応性が卨いが，水処理に際しては回収が困難であるなど，形状や適用方法が課題となっている。