学生ならびに会員向けランチヨンセミナー「水環境分野で働く女性たち：いろいろなキャリアパス」報告

摘要

第53回年会の初日である3月7日の12時20分から，男女共同参画推進委員会と開東支部の共催で，学生ならびに会員向けランチョンセミナー「水環境分野で働く女性たち：いろいろなキャリアパス」を開催した。今回のセミナ一では民間企業（水処理メーカー）所属の3名，関東支部から推薦いただいた地方環境/衛生研究所，地方行政機関所属の3名に加え，大学教員1名の計7名の女性技術者•研究者を話題提供者として迎え，お話しいただいた。キャリア歴も入職後5年の若手から，育児真つ最中，そして男女共同参画の概念が浸透していない時代に入職してキャリアを積んできたベテランまで，ライフステージも多様であった。一方，参加者は総計23名で，内訳を見ると11名が学生会員（高専生および学部生6,修士課程院生3，博士課程院生2)であり，大学院生の割合が高い例年とは異なる傾向を示した。残る12名が社会人であり，とくに地方環境研究所からの参加者が6名に達していた点が今年のもう一つの特徴と言えよう。午前中の発表セッション終了後，J会場に集った年会実行委員の方々に加え，話題提供者や参加者の皆様にも会場設営にご協力いただき，新聞記者2名が加わり定刻から10分ほど遅れてセミナ一を開始した。