マンホール+水位センサー+ IoT→下水道の水位監視〈日立システムズ、トミス、イートラスト〉: マンホールの防犯·安全対策ソリューション

摘要

近年、公共構造物·設備などの社会インフラの維持管理を支援するニーズが高まっている。上下水道やガス、電気設備に関わるマンホールについても、排水処理能力を上回る「ゲリラ豪雨」や老朽化などによる蓋の破損や飛散の対策などが急務となっている。また、蓋の窃盗やテロ行為の対象にマンホールが利用される懸念があり、特に2020年の東京オリンピック·パラリンピックを控え、その懸念が強まっている。私たちが安心してより安全な生活を送るためには、マンホールに起因する問題に対する取組みが求められている。こうした背景から、（株）日立システムズ、（株）トミス、（株）イートラストなどは連携し、IoT技術や日立システムズのサービス拠点を活用したマンホールの防犯·安全対策ソリューションを開発した。本稿では、このソリューションのうち「ゲリラ豪雨」などの対策となる下水道の水位監視を中心に紹介する。