韓国FPDメーカー有機ELへのシフト加速液晶時代が終息ヘ

摘要

1990年代からデイスプレー巿場を席捲してきた液晶パネルの時代が終わろうとしている。2020年初頭に新型コロナが本格化して以降、急上昇していた液晶パネルの価格は、21年7～12月期に入り下がり続けている。こうした状況を受けて、サムスンディスプレー(SDC)とLGディスプレー(LGD)は、有機ELパネルへの転換を加速している。優れた性能ではあるものの、高い価格がボトルネックであった有機ELは、ここにきてようやく値下がりが実現しつつある。22年からは、有機ELテレビが液晶テレビを駆逐し始めると見込まれる。