高輝度の白色光源 1万ルーメン級の高光束

摘要

パナソニック㈱（大阪府門真市大字門真1006、☎06-6908-1121）は、高輝度の半導体白色光源を開発した。近紫外半導体レーザーと独自の蛍光体を組み合わせ、1万ルーメン級の高光束を実現した。販売時期などは未定。車両用前照灯やデータプロジェクターなどへの展開を見込んでいる。レーザー部分は、ブルーレイ用半導体レーザーの技術を応用し、1素子あたりの光出力を従来比10倍にすることに成功。搭載素子数を従来比10分の1に抑制し、モジュールと一体化することで、連続動作で最大光出力60Wを実現した。独自の設計により、レーザー光が共振•増幅する光導波路の幅を広げ、高出力の光を安定的に得ることができる。光の吸収や散乱を抑える光導波路の低損失化も実現している。