インタビュー ICT分野一辺倒から脱却 LED関連主体に新商材創出

摘要

公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS、北九州市若松区ひびきの2-1、093-695-3111)は、「北九州学術研究都市」を管理·運営するとともに、北九州地域における産学官連携の研究開発や学術研究を推進している。このなかで半導体·エレクトロニクス部門を手がける半導体技術センターのセンター長、丸田秀一郎氏に最近の研究開発動向について話を聞いた。——研究開発の方向性について。丸田半導体企業が多数立地し、IC生産高の大きさでシリコンアイランド九州といわれてきたが、製造部門は東南アジアに移っており、今後さらに流出が予想される。この島の将来を考える場合、半導体を使った新しい商材を創出する島に変革していかなければいけない。これまでのICT分野一辺倒から、半導体応用技術の強化に舵を取っている。