フレクストロニクス4〜6月期 前四半期比で増収増益 スマホ関連など牽引

摘要

メガEMS企業のフレタストロニクス·インターナショナル(シンガポール、日本法人=東京都中央区八重洲1-7-20、03-3517-6900)は、2014年会計年度(14年3月期)の第1四半期(4〜6月)業績を発表した。売上高は前年同期比3%減の57億9100万ドル、営業利益は同23%減の1億3700万ドルと、減収減益になった。1〜3月期比で売上高が9%増、営業利益は同30%近い増益となるなど、回復基調が鮮明となった。ネットワークソリューション関連や産業機器分野において前四半期比でそれぞれ増収となったが、前年同期比では減収となった。一方、モバイル端末などを取り扱うハイ·ベロシティー·ソリューションズ(HVS)分野は1〜3月期比で31%の増収となった。前年同期比で最も伸びたのはハオ·リライアビリティー·ソリューションズ(HRS)分野で、20%の増収となった。同分野は医療機器をはじめ自動車、宇宙·防衛製品を扱う。4〜6月期の売上構成比は、通信機器、データ•ネットワーク、ストレージなどを取り扱うインテグレーテッド·ネットワーク·ソリューションズ(INS)が44%を占め、最大規模となった。続いてHVSが26%、HRSが14%、ほかとなっている。