メルク 4～6月期 液晶材料好調で増収 下期以降は軟調に

摘要

メルク(独ダルムシュタット巿、日本法人=東京都日黒区下目黒1-8-1、03-5434-4700)が発表した2013年4～6月期業績は、総売上高が前年同期比0.4%減の28億4110万ユーロ、営業利益率が2.9ポイント改善の30.1%、純利益は3億1600万ユーロ(前年同期は6320万ユーロの損失)となった。グループとして2.8%の本業の伸びを計上したものの、為替による3.4%のマイナス影響があり、総売上高は微減となった。主要セグメント別の業績をみると、売上高の70%以上を液晶材料が占めているパフォーマンスマテリアルズ事業部の売上高は、前年同期比1.2%増の4億3100万ユーロとプラス成長を記録した。本業での売り上げの伸びは5.4%だったが、主に円安に起因する為替変動でマイナスの影響を受け、売上高の伸びは4.3%縮小された。