デジタル制御電源 高効率の開発環境構築

摘要

㈱富士通研究所(川崎巿中原区上小田中4-1-1、044-754-2613)は、ICT機器用のデジタル制御電源向けに開発プロセスを効率化•高信頼化する開発環境の構築を実現した。2015年度中を目標に同技術の実用化を進め、社內製品の開発へ適用していく。ICT機器の高機能化や自動車の電装化が進み、こうした機器へ安定したエネルギーを供給する電源が重要なインフラとなっている。電源に対しては、高いエネルギー変換効率やサーバーなどICT機器との密な連携といった機能高度化が求められるようになってきておりヽ電源にマイコンを搭載しソフトウエアで制御するデジタル制御電源のニーズが高まっている。だが、高機能化に伴ってシステムが複雜になり、設計時シミュレーションと実機動作のギャップで現れる多くの問題がヽどこに起因するのか切り分けが難しいため、開発工程が増加し続けるという課題が出ている。