主要太陽電池メーカー 1～3月期業績 販売好調で大幅増収 利益回復で黒字転換も

摘要

主要太陽電池メーカーの2014年度1～3月期(第1四半期)決算が出揃った。前年同期は中国勢の低迷が目立ったが、14年度1～3月期は主要メーカーがすべて売上高を伸ばした。大幅な増収に加えて粗利益率が大きく改善し、営業利益の増益や黒字転換を達成するところが増えた。1～3月期は主要太陽電池メーカー8社すべてが前年同期比で増収だった。米ファースト·ソーラーの1～3月期売上高は9億5020万ドルで、前年同期比で26％の増収となった。生産量は前年同期比2割増の441MWだった。米サンパワーの売上高は6億9240万ドルで、前年同期に対して1割弱の増収だった。売上高の内訳は、モジュール&BOSが3割強で、残る6割弱をシステ厶販売が占めた。地域別では、米大陸が全体の7割を占めて、欧州その他地域が2割弱、アジア·パシフィックが1割強となった。カナディアン·ソーラー、トリナ·ソーラー、レネソーラ、JAソーラー、ジンコ·ソーラーの中国勢5社も、1～3月期は売上高が大きく増えた。