利益が大幅に回復 自動車とモバイルが牽引

摘要

オーストリアの大手基板メーカー、AT&Sは、2014年3月期の第3四半期(3年10〜12月)決算を発表した。9カ月累計の売上高は前年同期比11%増の4億5100万ユーロ、純利益は同5倍強の3000万ユーロを達成した。売上高を顧客地域別(本社べース)でみると、オーストリア/ドイツ地区が25%、他の欧州地区が54%で最大だった。アジアは15%を占めた。残りはカナダ/北米/メキシコ地区となっている。同社の基板ビジネスはモバイル端末と産業機器•自動車向けに大別される。10～12月期は産業機器•自動車向けなちびにモバイル端末向けの基板事業が7～9月期比で若干トーンダウンしたが、季節要因の範囲内とみられる。