眼鏡型のヘッドマウントディスプレイを開発今後の事業の中核へと成長を期待

摘要

スカラは，工業および美容用途のマイクロスコープやビデオルーペ，デジタル顕微鏡などの光学・電子機器の開発・販売を行うメーカーである。同社のマイクロスコープは，スペースシャトルの外壁などの検査用に，NASAに導入実績があるという。これまでの製品開発で得られた高い技術を元に，同社はヘッドマウントディスプレイ「Teleglass T3-F」の実用化に成功した。本体を眼鏡にセットするだけで，2m先にある28型相当の映像を楽しむことができる。社長の「通勤地獄を通勤天国へ」の一言から開発が始まったというこの製品は, 現在大きな注目を集めている。開発の経緯や今後の取り組みについて，同社の技術部 部長である清原大三氏に話を伺った。