ォートファゴソームの膜伸張する仕組み解明

摘要

順天堂大学大学院医学研究科老人性疾患病態·治療研究センターの藤本豊士特任教授と辻琢磨特任助教名古屋大学医学系研究科の折井みなみ研究員らの研究グループは、ォートフアジーでォートファゴソーム膜が伸張する際に、リン脂質が脂質ニ重屬の両層に均等に取り込まれる仕組みを明らかにしたと発表した。電子顕微鏡で脂質の分布を観察する手法を開発。リン脂質の移動に関わるAtg9の変異体が発現する細胞では、細胞質と反対側の層への新規合成リン脂質の取り込みが減少することも確かめた。ォートフアジーのメカニズム解明につながる成果と期待される。成果は国際科学誌「Journal of cell Biology」オンライン版1月13日号に揭載された。