北京型結核菌の人で高い突然変異率

摘要

新潟大学大学院医歯学総合研究科の袴田真理子医師と菊池利明教授らは神戸市環境保健研究所、大阪健康安全基盤研究所と共同で、実際に人に感染した北京型結核菌でゲノム変異率が他系統より約10倍高いことを実証したと発表した。感染追跡と各感染者由来結核菌の全ゲノム解析により明らかになった。長期潜伏菌は、酸化ストレスに依きする変異が多いこともわかった。成果は国際科学誌「Scientific Reports」10月22日号に掲載された。