文部科学省元素戦略プロジェクト持続可能社会構築に貢献残り2年実用化めざす段階

摘要

文部科学省による「元素戦略プロジェクト〈研究拠点形成型〉」は、持続可能社会の構築に貢献する革新的な材料を創製する基盤技術の開拓を目的に、10カ年事業として2012年から開始された。残り約2年となり、プロジェクトは産学連携による実用化を目指す段階に入っている。地球上の全ての物質や材料を構成する「元素」に焦点をあて、サイエンスを追究することで、イノべーションの創出と産業応用の促進を目指す同プロジェクトは、04年の希少元素の代替素材を目指す研究開発に端を発し、現在のプロジェクトに発展してきた。