アジアの青少年が訪日 大学などで科学技術交流 JSTの新事業 155計画採択

摘要

科学技術振興機構(JST)は、今年度からスタートした日本·アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の採択結果を発表した。優秀なアジア圏の青少年が日本を短期間訪問し、日本の青少年と科学技術分野で交流を深める。大学や企業が必要とする海外の優秀な人材の育成に貢献することを目的にしている。招聘対象は、高校生、大学生、大学院生、ポスドクなど原則として40歳以下で、日本に初めて滞在する人。アジアの高校、大学、研究機関などと、受入機関である日本の大学、研究機関、企業、自治体などが連携して「交流計画」を立てる。今回、計316件(131機関)の応募があり、155件(97機関)の交流計画を採択した。受入機関は、大学や高専、高校が133件、財団法人が14件、企業8件。14の国と地域から招聘。対象者総額は1639人で、国別に見ると中国が782人、べトナムが165人、タイが157人、マレーシアが120人、インドネシアが118人など。