自律移動型環境モニタリングロボット: 早大とJapan Robotechが共同開発 スマホ搭載 小型•安価で遠隔操作も可能

摘要

早稲田大学理工学術院の高西淳夫教授と石井裕之研究院講師の研究ダループはJapan Robotech(河野孝治代表取締役)と共同で、太陽電池で駆動する小型の自律移動型環境モニタリングロボットを開発した。Android OSのスマートフオンが搭載され、計測データは周期的にクラウドシステムにアップロードされる。他のスマートフオンで遠隔操作することも可能。程度の段差は乗り越え可能な走行性能を有し、小型•軽量で他の機材の持ち込みは不要なため、長期閭にわたるモニタリングを環境負荷とコストを抑えて実施できる。複数台による同時運用を想定して開発された。学校等の放射線モニタリングや野生生物のモニタリングなどの利用を見込んでいる。来年度秋の発売を目指して現在実証試験と改良を続け、15万円程度からの価格帯を目指すという。