細胞イメージングに新展開 超解像顕微鏡で貢献

摘要

◇ニコン超解像顕微鏡「N-SIM」「N-STORM」(ニコンインステック=東京都千代田区有楽町1-12-1)ニコンは、永年培ってきた光学技術と最新技術の融合により、光の回折限界を超える解像度を実現し細胞イメージングの新たな展開に寄与する、超解像顕微鏡を販売している。〈ニコン超解像顕微鏡「N-SIM」=写真〉◆構造化照明顕微法を採用し、空間分解能を従来の光学顕微鏡の約2倍(XY方向約100nm、Z方向約300nm)まで向上。生細胞内の微細構造や物質の超解像による可視化を実現した。◆最速0.6秒/枚のスピードで連続画像取得が可能で、生細胞や組織内のリアルな変化を追跡できる。◆最大5本のレーザーを用いた多色超解像イメージングが行え、複数の構造体の位置関係、異なる物質の共局在や相関、動態などが観察可能。