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摘要

AMED戦略推進部脳と心の研究課は、平成28年度「脳科学研究戦略推進プログラム」の公募を開始した。脳科学研究は、脳の発達障害•老化の制御機構や精神•神経疾患の病因の解明、予防•治療法の開発につながるとともに、失われた身体機能の回復•補完を可能とする技術開発にもつながることから、医療•福祉の向上に最も貢献できる研究分野の一つであると考えられる。また、記憶•学習のメカニズムや脳の感受性期(臨界期)の解明等により、教育等における活用も期待される等、社会的意義も大変高い取り組みである。今回、調整費により融合脳の認知症等の研究の追加の公募および新たに「柔軟な環境適用環境適応を可能とする意思決定•行動選択の神経システムの研究」の公募を実施する。具体的には、臨床と基礎研究の連携強化による精神•神経疾患の克服(融合脳)「認知症等の克服に関する研究」では、①革新的治療法を目指したシーズ探索型基盤研究(課題当たりの上限2500万円、5年、0～4課題程度)、②革新的治療法を実現するための実証的研究(上限5000万円、5年、0～2課題程度)を公募。柔軟な環境適応を可能とする意思決定•行動選択の神経システムの研究(意思決定)では、①柔軟な意思決定•行動選択の解析•評価手法の開発(上限2500万円、5年、0～3課題程度)、②意思決定関連システムの機能検証技術の開発(上限2500万円、5年、0～3課題程度)、③ヒトの行動選択の基盤となる神経システムの研究(上限7000万円、5年、0～1課題程度)を公募する。8月22日(月)正午必着。