JAXA大樹航空宇宙実験場平成29年度実験計画発表

摘要

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、北海道の大樹町多目的航空公園にある大樹航空宇宙実験場の平成29年度実験計画を発表した。大気球を使った実験(6月5日～8月12日)はヽ4実験全てを高度30キメーロトル以下で実施する。理学観測は2件。複数の電波望遠鏡を用いる電波干渉計(VLBI)での観測ができるか検討する。地上望遠鏡と気球を組み合わせることで、地上では限られた場所でしか観測できなかった高い周波数を捉える。また、中層大気中の微生物を捉えるために気球から筒状構造の採取装置を備えたパラシュートを落とし、各層の微生物を採取する実験も行う。