バイオバンク橫断検索システム運用開始国内7機関65万検体の試料と20万件の情報が一括検索可能に

摘要

東北大学東北メディカル•メガバンク機構の荻島創一教授(医療情報ICT部門ゲノム医療情報学分野バイオバンク事業部統合データべース室室長)らの研究グループは、日本国内のバイオバンクの保有する、試料•情報を一括して検索可能な「バイオバンク横断検索システム(https://biobank-search.megabank.tohoku.ac.jp/Biobank/)」の運用を開始したと10月28日発表した。総計約30万人分、約65万検体の試料、約20万件のゲノム情報等の解析情報が検索できる。同時に、利用法等を解説した「バイオバンク運用ハンドブック(中間とりまとめ版)」を公開した。今後、利用者のニーズを抽出して検索項目を追加し、システムのさらなる高度化を目指すという。ゲノム医療研究開発の発展に大きく貢献すると期待される。