グラフェンナノリボン1段階で精密合成成功

摘要

次世代炭素材料として期待されながらも、様々な形や大きさのものが混ざつた状態でしか合成できなかったため、応用展開が難しかったグラフェンナノリボン（GNR）。名古屋大学トランスフォーマテイブ生命分子研究所（ITbM）の伊丹健一郎教授ヽ伊藤英人准教授、矢野裕太博士課程3年生らの研究グループは、リビングAPEX重合法という新しい高分子化反応を開発することでヽ長さや形などをそろえたGNRを精密合成することに世界で初めて成功した。すでに量産化に向けた企業との共同研究も進めておりヽ様々な分野に大きな影響を与えそうだ。Natureオンライン速報版に26日掲載された。