融雪に起因した土砂災害の減災を目指して: 2008年岩手・宮城内陸地震被災流域における気象・融雪観測

摘要

わが国では毎年多くの土砂災害が発生し，同時に多くrnの被害も発生しています。その多くは梅雨期から台風期rnの豪雨によって発生することから，土砂災害に対する警rn戒・避難体制は連続降雨量や時間最大降雨量等の降雨量rnを最大の決定因子として構築されています。一方，日本rn海側を中心とする豪雪地帯では毎年，融雪に起因する土rn砂災害が発生しています（（財）砂防・地すべり技術センrnター，1999）。