福岡市の都市型水害に備えた取り組み: 平成24年6月に主要施設が完成した「レインボープラン博多」

摘要

平成21年7月の「中国・九州北部豪雨」では、福岡市内で1時間当たり最大で116ミリの記録的な降雨が観測され、市の中心部を流れる那珂川や樋井川が溢れ、浸水被害が発生するなど市民生活に多大な影響をもたらしました。 そこで、市内で特に都市機能が集積し、多くの地下空間が利用されている博多駅周辺については、従来の流下型施設に加え、雨水調整池などの貯留浸透施設を導入した浸水対策を進めています。以下に、福岡市の都市型水害に備えた取り組み事例として、平成24年6月に主要施設が完成した「レインボープラン博多」について紹介します。