加子母木匠塾2018

摘要

良質を檜地として有名な岐阜県中津川市加子母で毎年開催されている「加子母木匠塾」(本誌2017年12月号に関連記事)。24年目を迎える今年は京都大学、京都工芸繊維大学、京都造形芸術大学、東洋大学、立命館大学、滋賀県立大学、名城大学、金沢工業大学の8大学、合計292名の学生が参加し、8月14日、28日の間に制作を行った。木匠塾は、建築系大学の授業カリキュラムでは木造建築の教育がほとんど行われていないことから、学生が木材の産地で木に触れながら木造建築について学ぶことを目的としたサマ-スク-ルだ。学生が一堂に会する本ェ期は毎夏2週間だが、各大学の中心メンバーは事前のプレ工期を含め、昨年度が終了した直後からー年間かけて準備を行う。月にー度、各大学から10名程度が加子母に通ってミ-ティングを行うため、約100名の学生がほぼ毎月、加子母を訪れることも木匠塾の特徴となつている。