硬化剤の取り扱いについて

摘要

硬化剤は分子内に不安定な酸素原子を持つ有機過酸rn化物を含有しているため，空気中の酸素が無い状態でrnも異物との接触，熱，摩擦や衝撃により発熱的に分解rnを起こし，急激なガス発生や燃焼・爆発を引き起こすrn可能性を有している。このために適切な取り扱いがなされない場合，例えば酸化還元物質等の異物との接触，不適切な温度管rn理，着火源（静電気等）の存在，あるいは過度の衝撃rnや摩擦の付与等により，事故が発生する可能性がある。rn硬馳剤の中でも，メチルエチルケトンバーオキサイドrn（MEKPO），ベンゾイルパーオキサイド（BPO）rnの事故が多く見られるが，日常の点検や整備，異物混rn入，温度管理，漏洩等に対し，充分な管理がなされてrnいれば防止できたものと考えられる。