鉄道総研ニュース

摘要

鉄道の現場では車両•軌道•設備などの管理データ，気象•地震などの観測データが日々取得されています。これらの多種•多数の観測データをネットワークで結合して収集し，数値シミュレーション技術と組み合わせることで，状態監視だけでなく，実際には観測が難しい部位•地点を含めた状態の推定が可能となります。さらにこれらのデータ収集，シミュレーションのリアルタイム処理が実現できれば，オペレーションに必要な情報を随時把握することが可能となり，鉄道の特長である安全性•信頼性，環境との調和，快適性•利便性，経済性などの機能をさらに向上できると考えられます。