新幹線速度向上における基盤技術の開発

摘要

新幹線の400 km/hまでの速度向上における大きな課題としてブレーキシステムと集電システムの性能向上があります。鉄道総研ではこれらの課題について2015年度から2019年度の5年間，将来指向課題として取り組hできました。ブレーキシステムについてはディスクブレーキの耐熱性およびブレーキカ向上，空カブレーキおよびリニアレールブレーキの開発を行いました。集電システムについてはパンタグラフの低騒音性と追従性向上を目指した多分割舟体方式の開発および速度向上に対応した電車線構造の検討を行いました。