日本の鉄道2014鉄道建設•運輸施設整備支援機構

摘要

鉄道•運輸機構(以下「機構」という)は、2003年10月1日に日本鉄道建設公団(以下「鉄道公団」という)と運輸施設整備事業団が統合し、鉄道の建設及び助成、国内船舶の近代化、高度船舶技術の実用化の促進等を担う新たな法人として設立された。 鉄道建設については、国の鉄道網整備政策の実施機関として、鉄道ルートの選定•建設計画から資金調達•設計•施工までを一貫して推進している。こうした業務の中で培った技術力を活用して、これまでに数多くの鉄道整備を手がけてきた。これまでに鉄道公団時代も含め開業した路線は表1に示すとおりで、上越新幹線、北陸新幹線(高崎•長野間)、東北新幹線(盛岡•八戸間、八戸•新青森間)、九州新幹線(新八代•鹿児島中央間、博多•新八代間)、津軽海峡線、大都市におけるJR線•民鉄線、都市間交通線、地方交通線、自治体から委託された地下鉄•新交通システムなど116線(2014年3月末現在)に達し、それら路線の開業延長は約3,300kmに及び、わが国経済の発展や国土の一体化、地域社会の発展に大きく寄与している。