インド高速鉄道プロジェクトの進捗と人材育成に向けた取組み

摘要

2015年12月に開催された日印首脳会談において、ムンバイ・アーメダバード間にインドで初めての高速鉄道が日本の高速鉄道技術及び経験を利用して整備されることとなった。日本の新幹線をベースとした車両、設備、システム等のハード面の導入から、現地人材の育成を含めた運行•維持管理（以下「O&M」：Operation and Maintenanceの略）体制の構築等のソフト面までを一連のパッケージとして技術移転を行うべく、オールジャパン体制でインド高速鉄道プロジェクト（以下「本プロジェクト」）として取り組んでいる。なお、本プロジェクトは、日印間協力を象徴する旗艦プロジェクトとして位置づけられている。